過去に書いたもの

ここ最近の政治のトピックスはモリカエ問題(森友学園の公有地格安譲渡並びに首相夫人への献金疑惑問題・加計学園獣医学部の新設にあたり首相に便宜を図ってもらったという疑惑問題)ばかりでいささか食傷気味になっています。

広く見てみると特定企業に対する便宜というのは存在していて、かって第三セクターと言われていた団体や社団法人なんかが最たるものであり、民間企業でも政策委員会に呼ばれる社長さんなんか、どういう基準で選ばれるんだろうかと不思議に思ったりしませんか。

便宜と言うのは基本的に情報を誰よりも早く取得できる、というものが主なものであって、情報発信元に近ければそれだけ、先行投資により先行者利益を得られるということです。

例えば、電力自由化になった際、各社すでに動き出して、法人を設立し、自由化と同時に、契約を取得に走りました。

太陽光発電もそうです。政府が何を推進するか、基盤を創るかがわかっていれば、それに合わせた事業を行えば、一定の利益を得ることができます。

ただし、日本は、一から創造する事業には弱いです。それはなぜか、サークルに入っていない者が儲けるのはだめ、みたいな感じで、規制が張られ、上からたたかれ、成長の芽を摘まれるだからなのだろうなと思います。