マンション管理の悪法。

ある雑誌を読んでいたら、「マンション管理適正評価制度」というものがあることを知った。なかなか良い指針だとは思うけれども、内容を調べていると、評価をするのは、所謂、管理会社のようだ。

管理会社が評価をし、その管理会社が集まって作った協会(マンション管理業協会)が評価認定するというのは、ほんと、日本はダブルスタンダードで、利益相反を気にしない社会である。それは、国際競争に負ける国になるよな、と思う。

 

つまり、管理業務の委託を受けている会社が、マンションの評価をし、(しかもなぜか五つ星評価、星なしを含めると六つ星)認定をうける訳である。もし、星が少なかったら、イヤイヤ、管理委託を受けているお宅の会社がもっと腰いれてやらないからこうなるんですよ?となりませんか。

また、高い星がほしいから、管理会社に袖の下を渡す、といったことや、高い星を付けやすい管理会社に委託が集中することになる、といったことも想定されますよね。

性善説を悪用した制度運用は本当に良くない。

悪用される危険性をできるだけ排除する制度を作るのが、本来の目的なのに、GOTO事業もそうだが、悪用ができることをどんどんするのが、日本ですね。

 

この二年間、こうしたことばかりやっていると、本当に大半の日本国民は貧困に陥ると思いますけど。